PENTAX(ペンタックス)、GR、THETA(シータ)といったブランドのデジタルカメラ、双眼鏡の製造販売を手がけるリコーイメージングが、新しい事業体制を構築するということを2022年1月20日に発表しました。
正直、上記リンクの内容は分かりにくいところがあるのですが、ぼくなりにまとめますと……
“デジタル”手法、つまりインターネットを使ってユーザーとのコミュニケーションを深め、インターネットを通じた販売にシフトする。
ということだと思います。
リコーイメージングは、これまでもファンミーティングやイベントをオンラインとオフラインでさまざまな形で行ってきました。
直近の大きなイベントとしては、2021年11月の「PENTAX ミーティング オンライン2021」が挙げられます。
- PENTAX ミーテイング オンライン 2021 | RICOH IMAGING
- 【イベントレポート】PENTAXミーティングオンライン2021レポート(Part.1) – デジカメ Watch
- 【イベントレポート】PENTAXミーティングオンライン2021レポート(Part.2) – デジカメ Watch
こうしたファンミーティングやイベントをより一層強化して、ユーザーとのコミュニケーションを深めて、赤羽 昇社長からのメッセージにあるように、「PENTAXとGR、両ブランドへのお客様の強い想いを信じ、共に歩み共に創るメーカーとして発展していきます。」ということなのでしょう。
販売手法については、販売店経由の流通網を主体にしたものから、インターネットを通じたものにシフトするとしています。
具体的には、直販サイト「リコーイメージングストア」を強化し、主要インターネットモールに直営店を出店するそうです。
リコーイメージングストアではPENTAXとGRでそれぞれ独立したコンテンツを展開し、主要インターネットモールではPENTAXとGRでそれぞれ直営店を出店するとのこと。
こうした顧客と直接つながる販売手法にシフトすることで、ユーザーの思い、市場の需要をくみ取って、「従来の大量生産・大量販売のモデルとは異なる最適な生産を実現」するとしています。
PENTAXでは、「お客様のご要望を一層反映できるよう各種カスタマイズの幅を拡げ、工房的価値を提供していきます」とのこと。
「工房的価値」と言われると、スゴく小規模なものづくりだったり、スゴくこだわった手仕事的なものづくりも思い浮かびますが、正直よくわかりません。
ひょっとして、リコーイメージングが目指しているのは、パソコンのBTO(build to order、受注生産方式)に近いものなのでは?と勝手に想像しています。
基本モデルがあって、「各種カスタマイズ」を希望するひとは、追加料金を払ってオーダーする……そんな感じなら、現実味があるかなと。
「PENTAX ミーティング オンライン 2021」では、「K-3 Mark IIIの派生モデル展開についても検討を進めている最中」だとして、
- 「K-3 Mark III JETBLACK(漆黒)モデル」
- 「K-3 Mark IIIシャッターストローク変更モデル」
- 「K-3 Mark III MONOCHROME」
- 「K-3 Mark III MF」
- 「K-3 Mark III GUNMETAL」
- 「K-3 Mark III ASTRO」
という6つの派生モデル案が発表されました。
「JETBLACK(漆黒)モデル」「シャッターストローク変更モデル」「GUNMETAL」は、「各種カスタマイズ」として販売できそうですかね??
イベントレポート:PENTAXミーティングオンライン2021レポート(Part.2) 次期フルサイズ機の構想やK-3 Mark III派生モデルアイデアなどが話題に https://t.co/uEqQrFs33L pic.twitter.com/W4NwlgDin2
— デジカメ Watch (@dc_watch) December 27, 2021
繰り返しになりますが、今回の発表は分かりにくい感じが否めません。
しかし、「“デジタル”手法」により、ユーザーとの関係力強化と事業運営の効率化を図り、これからもリコーイメージングは、PENTAXとGRを中心にカメラを作り続けていく……という意志を表明したと理解しました。
この理解が正しかったのか?リコーイメージングはどのように生まれ変わるのか?
K-x、K-3 IIとPENTAXを使い続けてきたユーザーとして、期待しながら注目していきたいと思います。
以上ここまで、さくらヒロシでした!