メガネ情報サイト GLAFAS(グラファス)の取材と観光を兼ねて、GWに札幌に行ったとき、市電(路面電車)の中で見つけた「心遣いのいろは」と車内広告が、とてもおもしろかったのでご紹介しようと思います!
この「心遣いのいろは」はウィットに富んでいて、かつユーモアあふれています。
これを見て読んでクスリと笑えば、きっと車内マナーが向上するにちがいない!と思いました。
いりぐちは広く大きくあけましょう
なんだか仙人みたいなひとが杖を持って両手を広げながら、市電に乗り込もうとしています。
※乗降口を広くあけないと中へすすめません。
と書いてありますが、まさにその通り!って感じで、すごくわかりやすいですね!
ろせんを間違えても慌てずに
このひとは誰かと待ち合わせのため「新さっぽろ」に行きたかったのに、どうやら乗る路線を間違えてしまい、
つぎはさっぽろにとまります
という車内の表示を見て、額に汗して慌てふためいているようです。。。
ぼくは東京に住んでいるのでピンとこなかったのですが、札幌出身のひとにこれを見せたところ、
「さっぽろ」と「新さっぽろ」は全然違うじゃ~ん!
とウケていました!
ということは、このネタは地元のひとにはスゴく伝わるのはないでしょうか?
※慌てたところで、事態は好転しません。
と書かれていますが、これまたその通り!こんなに冷静に言わなくても…っていうか、この冷静さが笑えました!
…なんて、書いているぼくも冷静かも?
とはいえ、路線を間違えてしまうと、ついつい慌ててしまうものですよね。。。
はい、どうぞ、ゆずり合いを忘れずに。
混んでいる車内では、座席の「ゆずり合い」は大切ですよね。
3人のひとが「どうぞ!どうぞ!」と言わんがばかりに笑顔で席を「ゆずり合い」していて、「ゆずり合い」しそびれた?3人が、大口を開けてあ然としています。
※あくまで、さりげなくゆずり合ってください。
というひと言がたまりません。
これじゃあ、座席をゆずられたひとも座りにくいったらありゃしないですよね。
にもつは邪魔にならないように持ちましょう。
このひとは、これから登山にでも行くのでしょうか?大きなリュックを背負って、右手にはピッケルらしきものを持っていますね。
しかも、ピッケルは横になっていて、思いっきり周りのひとの邪魔になっているようですし、ヘルメットまでかぶってます。
※手荷物が多すぎると、身動きがとれなくなります。
と書いてありますが、すごくわかりやすいですね!
ほそい通路に座り込むのはやめましょう。
「座り込むどころか、ござまで広げて思いっきりくつろいでるじゃん!」
…と、ツッコミを入れようと思ったら、
※くつろぎすぎては、他の方へ迷惑がかかります。
と、先にしっかりとツッコミを入れてくれていました!
しかし、ひとりなのに重箱まで持ってきてるのもスゴいですね!
ヘッドフォンの音をおとなりに聞かせない。
単にうるさいからというのではなく、
※趣味があうとは限りません。
という理由がいいですね!笑えます!
振り返ってみれば、「ヘッドフォンの音、うるさいなあ…」と思うときは、たいてい趣味があわない音楽のときだなと思いました。
思わずひざを打ってしまうようなことを、おもしろおかしく言葉にしてあるセンスには脱帽です!
とうせんぼをするのはやめましょう。
「足を投げ出すのはやめましょう。」ではなく、
※はやめに遮断機を上げてあげてください。
というセンスがスゴいです!こんなのよく思いついたよなあ!
しかも、「上げてあげてください」ですからね!笑わせてくれます!
みんなが気持ちよく車内で過ごすために
「心遣いのいろは」を「い」から「と」まで読み終えると、最後にこんなことが書いてありました。
忘れていませんか?周囲へのマナー。
マナーのいろはをもう一度確認!
- みんなが気持ちよく車内で過ごすために、
- 床に座り込まない。
- 乗車口付近の過密乗車を避ける。
- ヘッドフォンステレオの音漏れに注意する。
など、周囲の方への心遣いをお忘れなく―ーー。
普通のセンスなら、上記の文章だけで済ませてしまいそうなところを、マンガのようなカルタのような感じでユーモアたっぷりに表現しているのが、とてもおもしろかったです!
札幌市民のみなさんには、もうすっかりおなじみの車内広告なのでしょうが、東京から来たぼくは、すっかり楽しませてもらいました!
※「心遣いのいろは」は、札幌市交通事業振興公社が作成したもののようです。