ぼくが運営しているサイトGLAFAS(グラファス)の取材で、1月13日(水)から東京ビッグサイトで開催されている「第2回 ウェアラブルEXPO」に行ってきました。
GLAFAS(グラファス)はメガネの情報サイトなので、メガネ型ウェアラブル端末を中心に見てきたのですが、あらためて知ったり考えたりすることもあって、とても勉強になりました。
ウェアラブルというと端末本体ばかりに意識が行ってしまいがちですが、端末本体を構成するパーツや端末を動かすソフトウェア、そしてどんなことに使って何を解決・改善していくか?ということも全部合わせて考えなければいけないことに、今さらながら気付かされました。
現在、メガネ型ウェアラブル端末が特に求められているのは、BtoB、つまり業務用のようです。工場や工事現場、倉庫などでは、メガネ型ウェアラブル端末を導入することで効率化やコスト削減に役立つ場面があり、そのニーズに合わせてハードやソフトが開発されていることが分かりました。
例えば、マニュアルやチェックリスト、伝票などがメガネ型ウェアラブル端末を通じて目の前に映し出されると、ハンズフリー、つまり手を使うことなく見ることができて、作業がグッとスムーズになるというわけです。
また、今話題のドローンとの組み合わせは便利なんだろうなあと感じました。ドローンに取り付けたカメラの映像を見つつ、ドローンを操縦するという場面には、メガネ型ウェアラブル端末がまさにピッタリだというのです。
しかし、普通の生活の中でウェアラブル端末はなんの役に立つの?というところでは、今のところピンとくることは少ない気がします。
ですが、コンサートでメガネ型ウェアラブル端末があると便利で楽しいかも!と思いました。
例えば、ドームやアリーナでのコンサートでは、ステージ脇におっきなスクリーンがありますよね?そのスクリーンに映っている画像がメガネ型ウェアラブル端末に映れば、双眼鏡やオペラグラスを使わずにアップの絵が見られるはずです。
また、歌詞が表示されたり、外国人アーティストのMCがリアルタイムで翻訳されたりしたら、ちょっとスゴくないですか??
この話をウチの妻にしたら、
「ライブでメガネ型ウェアラブル端末を掛けてたら、跳んだり跳ねたりするのにジャマじゃない?」
と、言われました。
今後、メガネ型ウェアラブル端末の普及が進めば、
「売上が上がり、開発費が捻出される」
↓
「もっとコンパクトで高機能な端末ができる」
……といった流れで、今よりグッと使いやすいモノが登場するのではないでしょうか?
2020年の東京オリンピックの頃には、普通のひとがサラッとさり気なく使えるメガネ型ウェアラブル端末ができることを期待しています。
ということで、今回の取材で書いた記事は、以下の2本です。ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
▼東芝、業務用メガネ型ウェアラブル端末Wearvue(ウェアビュー)TG-1を発売:GLAFAS(グラファス)
▼メガネスーパー、ウェアラブル端末b.g.(ビージー)のプロトタイプをウェアラブルEXPOで展示:GLAFAS(グラファス)
以上ここまで、さくらヒロシでした!